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2010年2月24日 (水)

後悔先に立たず

本日は、朝から原木市場に出かけた。お目当ての朴(ホウ)は他県から買い付けの製材業者が来ていて、大分高値で、競り落とすことが出来なかった。安いもんですから、その気になればいけたのですが、在庫もあり無理をする必要はないと判断しました。その方が「高知は面白い木が一杯ありますね~」と感心していました。

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後悔はその事じゃないのです。銘木商のAさんが持っているケヤキのことなのです。長さは5mくらい、半割りにした材で直径はほんの50㎝というところでしょうか。大きいわけではないのです。軽く表面を削ってあるんですが、細かい花弁のような上品な杢が出ています。ケヤキを20年近く見てきた私ですが、しびれます。

最初に見たのは5年以上前です。恐ろしく高額で買えるような代物ではないのですが、市場から姿を消した後も忘れられず、聞けば倉庫に保管してあるということでした。その後2度ほど人を介して探りを入れてもらったのですが、どうも簡単に手放す気はないようでした。この不景気だし、最後には俺の所に来るかなと、高をくくっていました。

その辺に転がっている木を、高額商品に仕立てるのを得意としている、詐欺まがいの私ですが、矢張り、ここぞという時には、銘木もいるんです。李朝の小箱を作るなら、一生使えそうです。

それで、今日は意を決してAさんに相談を持ちかけました。そしたら「 あ~、あれは鴨居に使った、いいのが取れたわ!」 ガーン!!もう何年も見てないけど、頭の中では製材の仕方まで考えていたんです。その後、反対側の材も製材所から出て来て、高値で転売したとおっしゃっていました・・・・・・・グ~!

後悔先に立たず、借金しても買っとくべきだった。Aさんは「あんなの二度とお目にかかれない、吉良君も頑張りや」と捨て台詞を残して去って行ったのでした。

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コメント

 材木はほんとうに一期一会ですね。それでよく「借金してでも」確保しておくべきだと言われますが、それだと借金地獄になるのが目に見えているので、今は即金で買えるものに限るようにしています。とはいいながら先日は黒柿の盤を、無理言って分割にしてもらって買ってしまいました。はは。

投稿: 木工房オーツー:大江進 | 2010年2月26日 (金) 07時26分

建築屋さんと張り合うのは無理ですが、我々も小箱などの工芸材として、材料をとらえるなら、立方単価が天文学的でも、十分採算は合うと思います。

逆に、テーブルなどの一枚板に大枚を投じるのは、大した利益は生まないでしょう。注文とか、すぐ売れるなら別ですけど。

投稿: キラ | 2010年2月26日 (金) 08時59分

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