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2007年7月 6日 (金)

おいしい話

 両親もサラリーマンだし、全く商売に縁なく生きてきた私ですが、もう自営業を始めて16年になります。望むと、望まざるとにかかわらず、それなりのノウハウは身についてきます。

昨年、女性の方から電話があって「家の解体に伴う古材を使ってテーブルを作ってくれまいか」と相談がきた。いい話である。中々の旧家らしい。話によっては妹もテーブルを注文したいとのこと。まず、先方の家の材を見て、姉妹を車に乗せて、当ショールームで打ち合わせをすることになった。「やった~!テーブルオーダー Wゲットー!!」

 でもここなんですよ。電話の声は綺麗だし、インテリのようで、話もわかる・・・・・・ちょっと話が上手すぎない?長年こんな商売をしていると、おいしい話が成立したためしがないのを何度も経験していますので、ちょっと不安。

 翌日、ハンドルを握って、解体前の家に着くと、「あ~、この話はまとまらない」と直感。どこが、どうじゃないけど、わかるんですね。そんな旧家じゃないし。姉妹にお会いして、確信は深まるばかり。しかし、笑顔でちゃんと打ち合わせをしました。解体前に連絡するとのこと。

 話の上では、受注したも同然なのですが、もう終わった話と思いました。案の定、後日連絡があって、「大工さんに作ってもらった」とのこと。後で聞けば、知り合いの設計士も何人か呼ばれて、相談を受けていたらしい。こんなもんですよ、おいしい話は。

 だいたい高価な買い物ですから、疑心暗鬼になるのが当たり前です。また、初めての電話なら、誰しも声が上ずってしまうでしょう。どちらかというと、暗いな~とか、悪そうな客や!ていう印象の方が、後々上得意になります。

 まっとうに商売をしていても、このように、おいしい話はないのですから、タナボタ話があるわけないのですね~。私もサラリーマンをつづけていたら、このへんは、”とろい”ままだったかもと思います。

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現在は仏壇の製作をしています。あと漆を3回塗って、金具を製作、取り付けして完成です。

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